2012年9月16日日曜日

自由とは、「自らを由(よし)とすること」



小さな子供が三人もいれば、自分の時間など一分たりともありません。私は生まれて初めて、自分の力ではどうにもならないことがあることを知りました。

「自由とは何だろう?」と、何度も声にならない雄叫びをあげました。そして、気づきました。

自由とは、欲するままに行動することではないのだと。自由とは「自らを由(よし)とすること」なのだと。



私は心がまったく身動き取れず、暗闇の中で模索した時期を経て、自由の本質に気づかせてもらいました。これは、自分のやりたいことを一度すべて手放したからこそ、見えた境地なのではないかと感じています。

かく言う私も、心より知、受容より競争に明け暮れた時代がありました。今、我が子らに願うことは、決して知恵や知識をたくさん身につけ、他人に勝って欲しいということではありません。





抜粋:致知2012年10月号
「人も企業も幸せに導く天地の法則」北山邦子

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