2012年9月13日木曜日

天国と地獄の「長いサジ」

「天国」というのは、皆が大きなお鍋を囲みながら、「長いサジ」を使ってお互いが食べさせ合っているといいます。

一方、「地獄」はその長いサジを使って、「自分に自分に」と自分の口にばかり食べ物を運ぼうとするから、結局こぼしてしまって、一口も食べられずにお腹を空かせている。

自分だけが満腹になろうとするのが「地獄」、周りの人を満腹にさせようとするのが「天国」。それぞれが少しずつ食べることを我慢して、分け合えばよいのです。



出典:
致知2012年8月号
致知随想「生きるために私は食べない」森美智代

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