2016年6月15日水曜日

無人のファーストフード店「Eatsa」



『COURRiER Japon』より





ロンドンやシンガポールで「ドローン(無人機)」が食事をはこぶ店がオープンするなど、外食産業ではさまざまな「無人化」が進められている。

2015年8月、米サンフランシスコでは世界初となる「無人ファーストフード店」、Eatsa(イーツァ)が開店した。共同創業者の一人は、グーグルでプロダクトマネジャーを務めた人物だ。

店内にはウェイターもレジ係もおらず、iPadでの注文方法を説明する担当者がわずかにいる程度。食事はコインロッカーのような窓口で受け取ることになっていて、準備ができると扉のタッチスクリーンに自分の名前が表示される。

健康志向の強い地元民に合わせ、メニューはボリュームのあるサラダが中心で、8種類すべてに穀物キヌアが入ったベジタリアン食だ。「弁当ボウル」と称したテリヤキ・ソースのかかったものや、カレー味、地中海料理風など、見た目も味もバラエティ豊か。

各6.95ドル(約830円)で、支払いはクレジットカードのみ受け付けている。レシートはメールで送られる仕組みだ。窓口の向こうは一切みえない。米「タイム誌」によると、ランチタイムには7人ほどのスタッフが裏で調理をしているという。

共同創業者のティム・ヤングは取材に対して、さらにテクノロジーを取り入れたいと意気込む。

「調理担当者も、一人一台iPadを使って、自身のタスクを管理しています。将来はスマホからの注文を受けられるようにしたいですね」








引用:COURRiER Japon(クーリエジャポン) 2016年 01 月号





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